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Curriculum カリキュラム

化学・生物学を中心に皮膚科学、薬学、工学など複数の学問を融合しながら、
化学物質の有効性や安全性、化粧品産業を担う包括的な専門性を修得します。
佐賀県や地域の化粧品関連企業など、産学官の連携した実践的な学びが得られます。

養成する
人材像

化粧品産業を担う人材

コスメティックサイエンス分野における包括的な専門性を身につけ、開発・製造に貢献できる技術者を養成します。

化学物質の安全管理・
適正利用を担う人材

科学的根拠に基づき、化学物質の品質・安全性を正確に評価できるスペシャリストを養成します。

学際的な素養を持つ
イノベーション人材

学内の教育研究資源や学外の行政・企業と連携し、コスメティックサイエンス分野でのイノベーションを興せる人材を養成します。

カリキュラムの
特長

コア科目

カリキュラムの中心となる「コア科目」では、化粧品の成分や製造・開発に関する専門的な知識を学びます。有機化学と生化学を基礎に、コスメティックサイエンスの視点から、物質の安全性、製品開発、製造工程などを体系的に学びます。演習や実験を通じて、課題解決力やチームでの協働力も養い、実践的な知識とスキルを身につけます。

コア科目
  • コスメティック
    サイエンス概論
  • コスメティック
    サイエンスPBL
  • コスメ開発論Ⅰ、Ⅱ
  • コスメティック
    サイエンス実験Ⅰ~Ⅳ
  • 有機化学Ⅰ、Ⅱ
  • 生化学Ⅰ、Ⅱ
  • 機器分析学
  • コロイド・界面化学
  • 微生物学
  • 皮膚科学
  • 卒業研究
  • など

理学系・農学系科目

コスメティックサイエンスの学びに必要な化学と生物の基礎的な理解と、それを応用する実践力を養います。理学系科目では、化粧品の成分を化学的に分析・評価する力を養います。農学系科目では、自然由来の原料や生物の働きを活かした製品づくりに必要な知識を学びます。高等学校での化学・生物の基礎知識が、学びを深めるための重要な土台となります。

理学系・農学系科目
  • 無機化学
  • 物理化学
  • 溶液化学
  • 化学熱力学
  • 生物無機化学
  • 分析化学Ⅰ、Ⅱ
  • 分子生物学
  • 酵素化学
  • 植物資源学
  • 植物生理学
  • 植物育種学
  • など

学環周辺科目

コスメの歴史や文化に対する理解を深めながら、製品の魅力を伝えるデザイン的視点、市場ニーズを捉えるマーケティングの感覚、知的財産の保護に関する知識、そして科学技術者としての倫理観を総合的に学び、社会とつながるコスメティックサイエンスの実践力を身につけます。

学環周辺科目
  • コスメ文化論
  • 科学技術者倫理
  • 分子薬理学
  • デザインプロジェクト
    演習
  • マーケティング
    マネジメント
  • 知的財産法
  • 企業
    インターンシップS、L
  • など

ピックアップ
カリキュラム

コスメティックサイエンス概論

化学や生物学の基礎をもとに、コスメティックサイエンスの全体像を幅広く学ぶ入門科目です。化粧品が私たちの生活の質(QOL)にどのように関わっているか、健康や安全への配慮、社会とのつながりなどを多角的に理解します。さらに、化粧品による肌トラブルの予防や、最新の研究動向にも触れながら、正しい知識と科学的な視点を身につけます。化粧品の魅力と役割を、身近なテーマから楽しく学べる内容です。

コロイド・界面化学

クリームや乳液がなめらかで使いやすい理由を、科学的に解き明かす授業です。コロイドや界面の定義、界面活性剤の種類と働きなどを学び、目に見えない粒子や液体の性質を理解します。化粧品だけでなく、食品や医薬品にも応用される分野であり、日常にある製品の仕組みを科学の視点から学べます。

コスメ開発論Ⅰ

有機化学や生化学の基礎を活かしながら、化粧品の種類や成分、処方の考え方を体系的に学びます。乳液やリップ、パウダーなど、身近な製品がどのように設計・開発されているのか、実際の現場での工夫や技術も紹介されます。化粧品づくりの奥深さや、科学と感性が融合する魅力を知ることができる科目です。

天然物化学

化粧品の原料には、化学合成された成分だけでなく、自然由来の有効成分も多く使われています。この授業では、天然物の構造や働き、安全性や有効性について、化学と生物学の視点から詳しく学びます。自然の恵みがどのように私たちの肌や健康に役立っているかを理解し、素材の可能性にも触れます。

皮膚科学

健康な肌とそうでない肌の違いを科学的に学びます。皮膚の構造や働き、老化や紫外線など環境要因による変化、皮膚疾患の基礎知識も取り上げます。化粧品が肌に与える影響や、トラブルを防ぐための正しい使い方を理解し、皮膚という「適用部位」への深い理解を通じて、肌の健康を支える知識を身につけます。

コスメティックサイエンスPBL

化粧品の成分調査や、指定された素材のみで化粧品を作成するなど、実際の課題にグループで挑戦する体験型授業です。自分たちで考え、試行錯誤しながら協力して課題を解決することで、創造力やコミュニケーション力、問題解決力が自然と身につきます。学んだ知識を実際に「使う」ことで、化粧品開発のリアルな面白さを体感できます。

機器分析学

化粧品やその原料の開発・品質管理には、成分を正確に調べる分析機器の活用が不可欠です。この授業では、分光分析やクロマトグラフィーなど、将来現場で使用する可能性の高い機器の原理や構造を学びます。実際の分析技術に触れることで、製品の安全性や信頼性を支える科学の力を実感できる内容です。

PBL
授業

学生が主体的に取り組み、課題を発見・解決していくプロジェクト型の授業です。例えば、テーマに沿ってコスメの原料や香水をつくりあげます。新しいコスメを研究・開発するような実践的な授業で、思考力や創造性も育みます。

水と油を科学のちからで乳化。
新しい「かたち」を生み出す
水と油が織りなす
不思議な世界を実感せよ

一見混ざり合わない水と油。けれど、科学の力を使えば、なめらかに一つの世界を生み出すことができます。この授業ではO/WやW/Oエマルジョンを題材に、乳化の仕組みや質感の違いを実験的に探究。仲間と議論し、試作を重ねる中で、科学的思考力や創造性を磨きながら、境界を越えて新しい「かたち」を生み出す力を育てます。

論理性と感性を交えながら
自分自身で考える力をつける
香りの物語を
デザインせよ

精油に単一化合物を調合して“ ひとつの物語を表現する香水”を完成させます。単に自分の好きな香りを作るのではなく、与えられたテーマに沿って香りをデザイン。正解のない課題に対して、どのようにアプローチできるのかを協働作業を通して考えながら、科学的な知識とともに、論理的思考力、創造性、感性の表現力を養います。

研究
テーマ

  • 化粧品原料となる新規油剤の皮膚浸透性の評価と浸透機構の解明
  • ナノ粒子化コラーゲンの皮膚浸透性とそのメカニズム
  • 未利用植物素材を原料とした化粧品材料の開発
  • 抗炎症作用を持つ新規分子の開発
  • 化粧品に含まれるナイアシンアミドの定量系の検討
  • 化粧品の皮膚常在菌短鎖脂肪酸産生特性を使ったクラスタリング
  • オルニチン含有人工抗菌ペプチドの酵素耐性評価
  • アシル化リジンの非加水分解性アナログの合成
  • 疎水性深共晶溶媒の分子間相互作用に対する単環式モノテルペノイドの構造効果
  • コスモトロピック性水和深共晶溶媒の開発とタンパク質安定化メカニズムの解明
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